木遊びでの高齢者による昔話にビリヤードが出てきたものの小生経験なく会話に参加できず、代わりに1985年英国出張時の出来事を思い出しました。ロンドン支店(当時)へのコンピュータ・システムの導入を終え、帰国数日前に仲間の出張者と飲んで、地下鉄Circle LineのSouth Kensington駅近くの安ホテルに戻って一人で見たのか、仲間と見たのか、35フレームの内18フレームを取れば優勝という決勝戦が17対17まで進み、最後のフレームの最後の黒球をポケットに入れ66対62でDennis Taylor(写真右)が逆転勝利したのです。
YouTubeで見つけたTV番組の試合後のインタビューで、1981年、83年、84年のWorld Snooker Championship優勝者にしてその後も87年、88年、89年と優勝した王者Steve Davis(写真中央)の苦虫を噛み潰したような顔の隣でDennis Taylorが「I am the best, this year!」と叫び(今年だけは優勝させてもらったぞといったところ)、その後の賞金とトロフィー授与では優勝者に贈られる6万ポンドの小切手についてインタビューアが「A little bit of money.」といったように(当時のレートが300円ほどだったので1800万円、今のお金なら2000万円といったところ)、お金よりも名誉が大切といった英国らしい戦いを見た気がしました。
ネットで調べると、この決勝戦がTV放映されたのは1985年4月28日(日)の夜、ということは英国出張から戻り1か月も経たない5月末に今度は西ドイツに赴任した訳で、若かったなぁ。
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